ただの肉になった太郎 [■本/雑誌/新聞 & 映画]
alone / Aube insanité
心を…
動かされたくない……
心を
こころを
揺さぶらないでほしい……
静かに生きてゆきたいの
* * * * * *
今日はお休みだったの~~
けど…
お出かけもせずに家で
テレビを見ていたわ~~
06 / icaromoreno
放映されていたのが
なんとっ
寺山修司っ!!!
1963年のテレビドラマ『一匹』
だったの~
『一匹』
農村の少年が主人公で、ある日少年のかわい
がっていた牛の太郎が売られたところからド
ラマははじまる。少年は太郎を追いかけて東
京にむかうが、上野駅の雑踏でさまよったあ
げくとうとう品川の食肉工場にたどり着く。
すでに太郎はただの肉にされたあとで、少年
は冷蔵庫にもぐり込み肉の行列のなかで、そ
の不気味さに見とれつつ肉に話しかけ、その
中の一つに母親にするようにしがみつき、激
しく泣く。演出和田勉
寺山修司の脚本作品としては
現存が確認されている中で
最も古いテレビドラマだそうよ~
なんか…主演の少年の
表情だけで出来ているような
ドラマだった~~
悲しいような
可笑しいようなドラマだった~~
「悲しいような
可笑しいような」って…
寺山修司がそうよね!?
きっと…あたしもそうね
青で赤で
白で黒…
へへ~んだっ
(Wikipediaより)
寺山 修司(てらやま しゅうじ1935年12月
10日 - 1983年5月4日)は日本の歌人、劇作
家。演劇実験室「天井桟敷」主宰。
「言葉の錬金術師」「アングラ演劇四天王の
ひとり」「昭和の啄木」「覗き見マニア」「
エロスのアナキスト」「政治嫌いの革命家」
「ジャンルを超えたコラージュの達人」「あし
たのジョーを愛した男」「三島由紀夫のライ
バル」「生まれながらのトリック・スター」
「サブ・カルチャーの先駆者」の異名をとる。
上記の他に俳人、詩人、演出家、映画監督、
小説家、作詞家、脚本家、随筆家、評論家、
俳優、写真家などとしても活動、膨大な量の
文芸作品を発表した。
競馬への造詣も深く競走馬の馬主になるほど
であった。
メディアの寵児的存在で新聞や雑誌などの紙
面を賑わすさまざまな活動を行なった。
ドラマの最後に
『少年は
太郎がみんなのものになったことを
知った』
ってテロップが出て……
すっごい笑うの~~
全員が
少年が
笑うの~~っ
あたしはなんだか
泣けてきた
■ ■ ■
寺山修司 Terayama Shuji - 五月よふたたび (1989)
タモリ 寺山修司のノゾき騒動を語る(1980年8月オールナイトニッポン)