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曼珠沙華<ひがんばな> [■CLASSIC<歌曲>]
20130417_Yumeji_Takehisa 13 / sorarium
さて…今日ご紹介する曲が
こちらも会のステージで披露した
究極の「泣ける歌」…
『曼珠沙華<ひがんばな>』なの~~っ
* * * * * *
今日も当時の記事でご紹介するんだけど
今回…Youtubeを探しなおしてみたの~~
聴いていくうちに
日本歌曲の「初歩の初歩」の
タブーをおかしている
歌い手が多くてびっくりしちゃったの~
カウンターテナーの
米良美一氏はきちんと
歌ってらしたけど…
ミュージカルの石丸幹二氏!?は
全然できてないわ~~
他にもステージ録音の女性…
恥ずかしいっ
(日本語のお約束じゃないの…
どなたにもご注意をうけてらっしゃらないの!?)
20130417_Yumeji_
Takehisa 7 / sorarium
結果古いレコードをチョイスしたわ
ちょっと聞きにくいかもだけど
…
素敵なの~~♪
記事の後半に出てくるんだけど
山田耕作先生のご指摘の
そのおどろおどろしさと言ったら
他に例をみないほどよ
普通じゃないの
普通にキレイに歌っちゃだめなのよっ
だから…だからこそ
かの…山田耕筰が求めているわ
あたしに歌ってほしいって
うふふ♡
奥田良三 Ryozo Okuda - 曼珠沙華 (ひがんばな) (1936)
中沢 桂 「曼珠沙華」
GONSHAN GONSHAN
何処へゆく。
赤い御墓の 曼珠沙華、曼珠沙華、
けふも 手折りに来たわいな。
GONSHAN GONSHAN
何本か。
地には七本 血のやうに 血のやうに、
ちやうど、あの児の歳の数。
彼岸花 / Shoichi Masuhara
GONSHAN
GONSHAN
気をつけな。
ひとつ摘んでも
日は眞晝日は眞晝、
ひとつあとからまたひらく。
GONSHAN
GONSHAN
何故泣くろ。
何時まで取っても曼珠沙華
曼珠沙華
恐や赫しや、
まだ七つ
(GONSHAN:良家の娘、柳川方言)
曼珠沙華 / skasamatsu
こっ…
これは~~っ
……
どういうことなの!?
「GONSHAN」が
良家の娘だとして…
そこにはお墓があるのよ…
そこに…彼岸花が咲いていて
毎日摘みにいくのよね!?
それが何本かと言うと七本なの~
血のような彼岸花を
摘むのは七本……
それは「あの娘」の年の数なのよ~~
彼岸花が真昼には
次から次から咲いていくの~~
GONSHANはいつも泣いているわ
どんだけとっても
いつまでとっても
曼珠沙華は
……
曼珠沙華は
怖くて
赤くて…
また七つ咲いているのよ
さっ
ここで少し曲の背景について
お話ししておくわ~
この曲は北原白秋の詩「AIYANの歌」に
山田耕筰が作曲したものなの~
「AIYANの歌」は5つの詩からなる5部作で
『曼珠沙華』は4番目の「Ⅳ」となっているわ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(Wikipediaより)
山田 耕筰(やまだ こうさく、Kósçak Yamada、
1886年(明治19年)6月9日-1965年(昭和40
年)12月29日)は日本の作曲家、指揮者。山田
耕作としても知られる。
東京府東京市本郷(現在の東京都文京区)の医
師でキリスト教伝道者の父の下に生まれる。18
96年10歳の時に実父を亡くす。姉の夫のエドワ
ード・ガントレットに西洋音楽の手ほどきをう
ける。14歳のとき、関西学院中学部に転校。
同本科中退を経て1904年東京音楽学校予科入学、
1908年東京音楽学校(後の東京藝術大学)声楽
科を卒業。
1910年(明治43年)から3年間、三菱財閥の総
帥岩崎小弥太の援助を受けてドイツ・ベルリン
音楽学校(現在のベルリン芸術大学)作曲科に留
学し、マックス・ブルッフなどに学ぶ。
日本語の抑揚を活かしたメロディー
で多くの作品を残した。日本初の管
弦楽団を造るなど日本において西洋
音楽の普及に努めた。また、ニュー
ヨークのカーネギー・ホールで自作
の管弦楽曲を演奏、ベルリン・フィ
ルハーモニー管弦楽団やレニングラ
ード・フィルハーモニー交響楽団等
を指揮するなど国際的にも活動、欧
米でも名前を知られた最初の日本人
音楽家でもある。
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そうそう…
ここにAYAKO先生にお借りした
「山田耕筰の文献」があるの~~
この
山田耕筰の書いた文献によると
この曼珠沙華(ひがんばな)の
歌い方に関して
次のような注意書きがあるの。
(いよいよ…よ~~っ)
「泣きむせびながら、
ゆれ下がるように」 から
「自ら怯えているように震えて歌う」 や
「きわめて悲痛に」
「一節ごとに悲しみを加え、
痛みを増したように」 に続いて
「全く泣き叫ぶように」…
そして最後に
「緊張から突き放されたように、
悲しく、とぼとぼと…」
となっているわ。
むせび泣きながら
怯え
震えながら
泣き叫ぶ…
なんて……
どんだけ
悲しい曲なのさっ
曼珠沙華 /
『GONSHANは死んでしまった子の墓に、
忌まわしい曼珠沙華を折りに来ます。
でもどんなに折っても
曼珠沙華が次から次へと開いていくように
GONSHANの心に刻まれた
「あの子を死なせてしまった」という深い傷は、
また再び傷口を開いて悔恨と涙の血を流すのです。』
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