虚ろなAria…

　
　
　

ここのところ

YOUTUBEにばっかり行っているんだけど…

何気に「Lascia Ch'io Pianga」（私を泣かせてください）を

クリックしたら『カストラート』の一場面が出てきて…

ちょっと見てみて～～っ

* * * * * *

Un extrait du film « Farinelli »

　　あたし…
　　この映画見ていなくて…

　　この白塗りのイカツイ男が
　　女性の声で「Lascia Ch'io Pianga」を歌うのが
　　なんともおどろおどろしくて…
　 （もちろん吹き替えでしょうけど…）

　　前歯に隙間があるのも
　　チャーミングだしっ

Farinelli Music Of Film -riccardo Broschi -

Nicola Porpora - Johann-adolf Hasse-

Christophe Rousset Naive / iClassicalCom

　　後でちょっと調べてみたら
　　この「Lascia Ch'io Pianga」は
　　ヘンデルがカストラートのために
　　作曲した曲なんですって。
　 （tamanossimoの「Lascia Ch'io Pianga」）

　　この映画も見てみたいし
　　なんといっても「カストラート」に
　　すごく惹かれちゃって…

Image from page 76 of

"The Birds' Christmas Carol" (1889) /

Internet Archive Book Images

　　なんでもパウロさまが
　 「教会で女は話してはいけない」という
　　禁忌をつくって…

　　そのために教会で
　　女が唄うことが
　　禁じられたらしいの。

Pammakaristos /

fusion-of-horizons

　　当時のカトリックのミサには
　　聖歌が欠かせないんだけれど
　　聖歌にはむろん高音域があって
　　男性の低い声では出ないじゃない!?

　　そこで…
　　高音域の女声部分を受け持つ
　　新たな「ボーイソプラノ」が
　　誕生したとのこと…。
Church / Pixo7000



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　　カストラート（castrato）wikipediaより
　　男性を去勢することにより男性ホルモンの分泌を抑制し、男性の第二
　　次性徴期に顕著な声帯の成長を人為的に妨げ、変声期（俗にいう「声
　　変わり」）をなくし、ボーイソプラノ時の声質や音域をできうる限り
　　持続させようとしたもの。一方で成長ホルモンは分泌されるため、身
　　長や胸郭は通常どおり成長し、胸郭をはじめとする骨格や肺活量の成
　　長などは成人男性とほとんど変わらず、声のトーンや歌声の持続力は　　
　　未成年や女性歌手では再現できないといわれる。
　　彼らの声は　甘く、野性的でそれでいてとても官能的
　　だったと言われる。

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Olvidado /

　　　　　　　　　　　　

なんか…

ちょっと悲しいけど…

そんな時代もあったのねぇ……

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こちらはカウンターテナーのスラヴァの

「カッチーニのアヴェ・マリア」をお聴きください。