Lascia ch'io pianga：La Bohème **：SSブログ

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喰う男。｜酔っちゃったみたい～ブログトップ

Lascia ch'io pianga　[■CLASSIC＜歌曲＞] [編集]

White Snowball / audreyjm529

どうか涙を流させて下さい、

この残酷な運命に。

自由に焦がれて

溜め息ばかりついております。

苦悩がこの不運の鎖を

断ち切ってくれますよう、

ただ憐みのために。

* * * * * *

　　前に
　　映画『カストラート』を
　　書いた事があるの～
　「衝撃的な、あまりにも…」

　　白塗りのイカツイ男が
　　女性の声で歌うのが
　（もちろん吹き替えでしょうけど…）
　　なんともおどろおどろしくて…
　　

　　後でちょっと調べてみたら
　　この「Lascia Ch'io Pianga」は
　　ヘンデルがカストラートのために
　　作曲した曲なんですって。

　　まずはこれを見てみて～

　Farinelli - Lascia Ch'io Pianga (HD)

　　このカストラートである主人公が
　　歌っているのが…
　『Lascia ch'io pianga』なの～
　（歌部分の吹き替えはCecilia Bartoli）

　　当時は…
　　カストラートの存在が
　　きわめて衝撃的で…

　　この『Lascia ch'io pianga』には
　　触れずじまいになってしまって…。

Venetian mask / LasVegasInside

　　まずはこの曲についてお話しておくわね～

　（Wikipediaより）
　　ヘンデル（George Frideric Handel/1685-1759)作曲の
　　この Lascia ch'io pianga （私を泣かせてください）は
　　18世紀のイタリアオペラ「リナルド」第2幕で登場す
　　る有名なアリア。
　　敵の魔術師に捕らわれた女性アルミレーナが恋人を想
　　って自分の悲運を嘆くシーンで歌われる。

　　ヘンデルはいくつも
　　オペラを書いていて…

　　その中のひとつが
　『リナルド』（ Rinaldo）
　　って訳なの～

Venetian Mask / libertygrace0

　『リナルド』についても少しだけ…
　　作曲: ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル

　　原作: トルクァート・タッソ作叙情詩
　　　　『解放されたエルサレム』
　　台本: ジャコモ・ロッシによる3幕もの
　　言語: イタリア語
　　初演: 1711年ロンドンの
　　　　　ヘイマーケット女王劇場

　　さて…
　　この曲は歌を勉強するあたしにとっては
　　不思議な部分があるの…

　　ひとつは…
　　アリアの場合ほとんどが「アリア集」とか
　　ヴォーカルスコアなんかに
　　載ってるものなんだけど…
　　なんと…

　「イタリア歌曲集」に入っているの～～

　　オペラのアリアなのに歌曲って…
　　変でしょ!?
　（とくに全音のイタリア歌曲集は低声用・
　　中声用・高声用と分かれていて
　　この『Lascia ch'io pianga』だけは中声用と
　　高声用が同じ調になっているのも不思議っ）

　　そうそう…
　　ちょっと話がそれるけど
　　前にもお話したかな!?

　　声楽の勉強し始めは

　　Conconeとかのエチュードなのね…
　　その後…イタリア歌曲に進むの～
　　で…
　　オペラアリアを歌えるようになるのは
　　ずぅ～っと後のことで…。

　　それを思うと
　　うんと早い時期に
　『Lascia ch'io pianga』だけは
　　頂くことができるの～

　「イタリア歌曲集」に入
　　ってるってだけで!!

　　うふふ。いいでしょお!?

　　もぅひとつの不思議は…
　　CMでもひっぱりだこのこの
　『Lascia ch'io pianga』は
　　コンサートでも歌う人はとっても多いわ～～

　　けどね…
　　レチタティーヴォを歌わない人が
　　ほとんどなの～～