遠く儚い道〈 わくわくの楽屋入り 〉 [■Recital]
さて…いよいよ
リサイタル当日のお話よ~~っ
家を出る前に
ショックな出来事があったことは
お話したんだけれど…
けど…せっかくの晴れの日
一生に一度かも知れない大事な日…
めげずにトッパンホールへ
道を急いだわ~~
* * * * * *
当日はホールへ到着して
まず楽屋の確認をして
楽屋で少し声出しをしたわ
その後…
到着したピアニストのMIHOと
ホールでのリハーサルをして…
13:00にはAYAKO先生に
お越しいただいて
レッスンさながらの
最終チェックをしていただいたの~
けど…この時もまだ…
上手に歌えなくて……
このトッパンホールは
音響がとってもいいので
絶対に怒鳴らないでって
おっしゃる~~っ
「sotto voce」でっって!!
ええぇ~~っ
今更っ!?
この後、美容師の先生に
入っていただいていたので
伴奏のMIHOから順番に
ヘアメイクをしていただいたわ
そしてわたしのほうは…
1着目の白のドレスに着替えたの~
(機会があったらお見せするねっ!?)
トッパンホールの楽屋は
A・B・C・D+主催者用の
5つのお部屋があるの
写真のグランドピアノが
入ったお部屋は
伴奏者のMIHOが使った
お部屋なんだけど
あたしのお部屋も
豪華だったのよっ
そして…
いよいよ開場っ
受付では同級生のみんなが
「プログラム配り隊」として
待機してくれているわ~
舞台のそでではスタンバイOKの
MIHOとわたし…
第1曲目はピンスポットで歌う
カッチーニのアヴェ・マリア…
神様に祈りながら歌うの
1曲歌い終わったところで
MCを入れるわ~~
遠く儚い道 MC その1より
ご挨拶が遅れました…
本日はお忙しい中をこんなに
たくさんのみなさまにお越しいただきまして
本当にありがとうございます。
タイトルにございます「悲しき歌」…
なんて素敵なタイトルでしょう
あたくしが考えました。
けれどその実は、
悲しい歌を歌って皆さまを
「泣かそう」と
あたくしの中の悪魔が
たくらんでいるのでございます。
……中略……
続いて2曲目の「サルビア」に関して…
さて…続けておおくりいたしますのが
中田喜直の激しく美しい前奏で始まります
「サルビア」でございます。
堀内幸枝により「女の恋の情熱」が
生々しく官能的に語られているこの曲は
エキセントリックにもとれますが
その裏側に深い悲しみを秘めております。
……サルビアは赤い花だわ
……その色は血の色だわ
さっそくお聴きくださいませ。
Red / qubodup
tamanossimo ソプラノリサイタル『悲しき歌』V_820012
で…
サルビアを歌った後に
AYAKO先生が
慌てて楽屋にやってきた~~っ
先生の美しいお顔が
強張っちゃってるっ
「もぅ…sotto voceじゃ
無くてもいいから」
っておっしゃるの
「それからおしゃべり(MC)が
早口すぎて…
もっとゆっくりしゃべって!!」って
あとから聞けば…
伴奏が大きすぎたみたい…
そこからはもぅ
いつものわたし…
やっぱり…
わたしらしく歌わなくちゃ…
そうそう…祈りをこめて…ね!?
2024-03-06 00:00
nice!(24)