gnossienn No.3 [■CLASSIC<Other>]
エリック・サティ作曲の3つのグノシエンヌの雰囲気は
『ジムノペディ』よりも東洋的とされ、
1889年のパリ万国博覧会で民族舞踊合唱団を通じて知った
ルーマニア音楽の影響とされている。
「思考の端末で」「うぬぼれずに」「頭を開いて」等
この曲の演奏者への助言として付された奇妙な注意書きがある。
* * * * * *
冒頭の文だけでも
ちょっと…ゾクッとしてこない!?
各グノシエンヌにはこんな
注意書きがあるの
第1番には「思考の隅で…あなた自身を
頼りに…舌にのせて」、
第2番には「外出するな…驕りたかぶるな」、
第3番には「先見の明をもって…
窪みを生じるように…
ひどくまごついて…頭を開いて」。
けどね…
あたしなんかもちろん
弾いたことは無くて
なんなの!?って思っちゃうけど…
実際に弾いてみると、なるほど…
って思わされるんですって!!
こうなると…
作曲家エリック・サティについて
すっごく知りたくなっちゃうの~~♡
サティってね…自分が作曲した作品に
奇妙でありえないような
タイトルをつけたり
曲自体も演奏者を
困惑させるような
作りになっていたりするので
「音楽の異端児」や
「音楽の変わり者」と
呼ばれるほどの人物だったんですって。
さて…このグノシエンヌNo.3…
CMのバックにも
使われたことがあるので
きっと…
みなさまも耳になさったことが
あるんじゃないかしら!?
Margaret watches an explosion
of red fireworks on TV at the 2008
Olympics opening ceremony / kevin dooley
テレビから
このgnossienn No.3が
聞こえてきたりすると…
思わず耳を澄ましちゃう~
何故って
音が…
このミステリアスな世界に
誘ってくれるの~~
Mystery Woman /
Free for Commercial Use
気だるく
淫靡な
サティ…
ああぁぁ
ああ素敵っ
Satie gnossienne3 グノシエンヌ第3番
Erik Satie - Gnossienne 3
サティに関しても少しだけ…
エリック・サティ
生誕 1866年5月17日
パリ音楽院在学中にピアノ小品『オジーヴ』
『ジムノペディ』『グノシエンヌ』などを発
表。カフェ・コンセール『黒猫』に集う芸
術家の1人となり、コクトーやピカソと交流
(のちにカフェ・コンセール『オーベルジュ
・デュ・クル』に移る)。
バレエ・リュスのために『パラード』を作
曲。またカフェ・コンセールのためのいく
つかの声楽曲を書く。
よく知られる『ジュ・トゥ・
ヴー』はこの時の作品。
薔薇十字教団と関係し、いく
つかの小品を書く。
同一音形を繰り返す手法を用
いた『ヴェクサシオン』『家
具の音楽』なども書いた。
演奏者がサティの注意書きに忠実であるように
あたしも…
「先見の明をもって…窪みを生じるように…
ひどくまごついて…頭を開いて」
聞いてみるわ~~
あああぁん…
それはちょっと…むずかしい…