桃若 [■本/雑誌/新聞 & 映画]
Higashi Geisha District_10 / ajari
昭和初め、父親勝造(緒方拳)の借金のため
12歳で子方屋(置屋)に入った房子は
芸の稽古に明け暮れ、理不尽な仕打ちに耐えながら、10年後、
「陽暉楼」を代表する芸妓・桃若(池上季実子)として舞台の先頭に立つ。
ここは遊郭…
そして…
わたしの父は女衒…
GEISHA @ASAKUSA / doronko
* * * * * *
今日はね…
宮尾登美子の1976年の小説で
これを原作として1983年に公開された
日本映画『陽暉楼』よっ!!
土佐随一の料亭『陽暉楼』が
舞台となっていて…
土佐の高知の花柳界を舞台に生きる
女衒の父と芸妓となった娘との
愛憎を描いていると言われているわ~~
さて…その『陽暉楼』では…
池上季実子がメインの桃若を演ったでしょ!?
その桃若が超素敵な場面があるの~~っ
芸者衆が桃若を先頭に
陽暉楼にお出ましのところっ
(ええぇっ!? ここがいいって変!?…)
もぉね。
ぞくぞくしちゃう~~っ!!
音もいいのっ
この…
芸者衆のお出ましのところで
桃若だけが
黒のお着物を着ているの~~
あたしゃ、もぉ、
憧れて憧れて…
芸者の正装って言うのかしら!?
黒の紋付のお引きずりに
稲穂のかんざし…。
(これはお正月だけかな!?)
あああぁぁぁぁあぁ
素敵~~っ
Geisha / marksmorton
The Geisha [1983] Trailer
陽暉楼 OP
浅野温子演じる珠子との
決闘シーンも面白かったし…
珠子が泣きながら言う
『なんじゃ、ないき…』がいいわぁ
それに…桃若が
佐賀野井と結ばれるシーンも
印象的…
Gion geisha district, Kyoto /
Mig Gilbert
それから芸者衆がお座敷で踊る
おもしろい踊りっ
ああぁ芸者って…
なんて素敵なんだろ
Gion geisha district, Kyoto /
Mig Gilbert
ここで『陽暉楼』の
あらすじを見てみてね♪
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陽暉楼
かつて「西日本一」と呼ばれ、大阪、京都をしのぐ
繁栄を誇ったという「陽暉楼・ようきろう」。
高知の魚やに生まれた松岡寅八氏が創業したという
陽暉楼はただの料亭ではなかった。
大正の世、そこは西日本一の社交場であり、ここの
芸奴は高級娼婦でもあり、大阪のヤクザからは西日
本を押える要所として狙われた楼閣であった。
昭和初め、父親勝造(緒方拳)の借金のため12歳
で子方屋(置屋(おきや))に入った房子は、芸の
稽古(けいこ)に明け暮れ、理不尽な仕打ちに耐え
ながら、10年後、「陽暉楼」を代表する芸妓・桃
若(池上季実子)として舞台の先頭に立つ。やがて
銀行頭取の息子・佐賀野井(田村連)に心奪われ、
身ごもって、佐賀野井の洋行中に出産。子と桃若を
別の上客に引き取らせ身請け金を得ようとする子方
屋との間で激しい相克劇となる。しかし……帰国し
た佐賀野井は子の認知を拒み、他の芸妓たちと遊び
歩く始末。激務と絶望の中、桃若は結核を発病、散
る梅の花さながらに短いの中、桃若は結核を発病、
散る梅の花さながらに短い生涯を閉じる。
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Geisha Kimiha / Japanexperterna.se
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この玉水新地にあった『陽暉楼』は
実在する「得月楼」の前身だったそうで
現在も「得月楼」は
少し場所を移して大きく展開しているという…。
得月楼 / Kobetsai