人が鬼になるとき Ⅰ [■その他お仕事]
365.042 - AAARRRGGGHHH! / FailedImitator
今日の話は…何年か前に
地元の小さな人材派遣会社にお勤めしていたころのことなの…
そこは人材派遣会社としては古いらしくて
その昔は現在の社長(女性)のお母さまが
経営してらした「配膳会」が
形を変えて現在に至ったらしいわ~
で…あたしはその会社で
「派遣コーディネーター」のような仕事を
していたんだけど…
そこであたしは衝撃的な事実を
知ることになるの~~っ
* * * * * *
まだ…あたしが中学生とか
高校生だったころ
ままがよく
話してくれたことがあったわ
『「歳をとると意地悪な人は
意地悪な顔になるのよ~っ」
って…。
歳をとれば
とるほどに
その人がどんな人間かって
ひと目でわかるように
なってくるの~~っ』
あたしも…
そう、思って
生きてきたし…
ところがそんな考えを
覆す事件が起きたのよ~
この小さな派遣会社では
女性社長が60歳代前半の方で
と~ってもおキレイな方だったの~~っ
一目お会いして
なんて素敵な方って思って…
けど…
勤めるうちに
会社の内情がわかってくると
いろいろとひどいことが発覚してきたの
少しお仕事の内容に触れておくと…
まず登録しているスタッフがいて
派遣先のホテルとか
レストランとか飲食店に
スタッフを配置していくんだけど
まぁ…
何十年も務めてる
ベテランのばばぁが
山ほど登録しているの~
で…
お店側から依頼があると
条件にぴったりな方に
打診をするわけ
「○○のtamanossimoです。
×月×日の×時なんですが…
○○ (お店の名前)はご都合いかがですか!?」
感じよく…丁寧に言うと…
婆ぁは言うわ~~
「あぁ~
あたしさぁ…
疲れてんだよっ」
えっ!?
えええぇぇぇ~~っ!?
つづく……
■ ■ ■
八代亜紀 / 舟唄