Je veux vivre 私は夢に生きたい [■CLASSIC<Opera Aria>]
夢心地に酔わせてくれるこの夢の中に
私は生き続けたい
あの日はずっと
私の魂の中にあなたの命を感じ
甘美な炎が
宝物のように輝いていた
…歌劇「ロメオとジュリエット」より「私は夢に生きたい」より…
* * * * * *
「許されざる恋」を描いた悲劇…
「ロミオとジュリエット」…
オペラとなっているのが
今日お届けする
グノー (Charles François Gounod)の他にも
ベリーニ (Vincenzo Bellini)も
《I Capuleti e i Montecchi》
(カプレーティ家とモンテッキ家)
と題して…
「ロミオとジュリエット」を
作曲しているわ~~
(こちらのARIAは
『Oh quante volte』<おぉ幾度か>)
なんでも…グノーには
10曲以上のオペラがあって
なかでも…この「ロメオとジュリエット」は
上演は多かったらしいの
ましてやARIA「私は夢に生きたい」は
この歌を歌った直後にロミオとの
どきどきのめぐり逢いの場面となるわ
Wikipedia
このオペラはシェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリ
エット」を原作としてシャルル・グノー(1818-1893)
により作曲されました。舞台は14世紀イタリアのヴェ
ローナ。憎しみ合う2つの名家キャピュレット家とモ
ンタギュー家の抗争を背景に仇同士の両家の少年と少
女が運命的な恋に落ち、最期は悲劇的な結末を迎える
という広く知られているストーリーです。第1幕のキャ
ピュレット家の館での仮面舞踏会で、ジュリ
エットがまだロメオと出会う前、乳母にパリ
スとの結婚話を持ち掛けられた際に「まだ結
婚なんて考えられないわ。私は夢の中で生き
ていたいの」とはぐらかし、このワルツ”私は
夢に生きたい”を天真爛漫に歌います。まだ恋
を知らない14歳らしい純粋さが表れる曲です。
宝石を散りばめたようなキラキラした雰囲気
がとても新鮮で魅力的です。
ここでこの物語のあらすじを見てみない!?
あらすじ
ヴェローナの名門モンタギュー家とキャピュレット家
の間には、長い間反目が続いている。モンタギューの
息子ロメオとキャピュレットの娘ジュリエットは、一
目で恋に落ち、修道僧ロレンスの計らいで密かに結婚
式を挙げる。その帰り道で、ロメオはジュリエットの
従兄ティボルトを売られたけんかがもとで刺し殺して、
大公に追放の宣告を受ける。一夜をジュリエットの部
屋で明かしたロメオはマンチュアへ旅立つ。その直後、
ジュリエットとパリス伯との結婚が両親によって取り
決められ、それから逃れるために彼女は、ロ
レンスの指示に従って仮死状態になる薬を飲
み、翌日死体として墓地に安置される。その
間ロレンスはロメオに真実を知らせようとし
て失敗する。墓地に来たロメオは、ジュリエ
ットが死んでいるものと思って毒を飲む。目
覚めたジュリエットもあとを追って自殺する。
ロレンスから真相を聞いたモンタギュー、キ
ャピュレット両夫妻は、悲劇の原因が自分た
ちにあるのを知り、和解する。
OPERA PLANET Anna Netrebko "Je veux vivre dans le rêve" 4K ULTRA HD
コロラトゥーラソプラノのアリアとして
有名な
この「私は夢に生きたい(Je veux vivre)」は
コンサートでもよく歌われるようよ~
あたしも一時期コロラトゥーラを
勉強していた時期があって…
その頃…
AYAKO先生に頂いた気がする
でね…この
「私は夢に生きたい(Je veux vivre)」
って曲は…1幕でまだロメオと
出会う前のジュリエットが
乳母に伯爵との結婚を勧められて
「そんなの…いやいや~~っ
まだ夢の中にいさせて」って
無邪気に歌う歌なの~~♡
最初のAh!からカデンツに展開するんだけど…
あたしは何だか「半音」が
苦手なの~~
その後は華やかな感じのワルツは
軽やかに無邪気な感じで歌うの
途中短調になって
しっとりと歌うわ~~
そして…後半にまた
華やかな感じのワルツにもどるの
ここで歌詞を見てみてね♪
Ah!
Je veux vivre
Dans ce rêve qui m'enivre;
Ce jour encore,
Douce flamme,
Je te garde dans mon âme
Comme un trésor!
Cette ivresse
De jeunesse
Ne dure, hélas, qu'un jour!
Puis vient l'heure
Où l'on pleure,
Le cœur cède à l'amour,
Et le bonheur fuit sans retour.
Ah!
Je veux vivre
Dans ce rêve qui m'enivre;
Ce jour encore,
Douce flamme,
Je te garde dans mon âme
Comme un trésor!
Cette ivresse
De jeunesse
Ne dure, hélas, qu'un jour!
Puis vient l'heure
Où l'on pleure,
Le cœur cède à l'amour,
Et le bonheur fuit sans retour.
Ah!
Je veux vivre
Dans ce rêve qui m'enivre;
Ce jour encore,
Douce flamme,
Je te garde dans mon âme
Comme un trésor!
Loin de l'hiver morose
Laisse-moi sommeiller
Avant de l'effeuiller.
Ah!
Douce flamme,
Garde mon trésor
Longtemps encore!
夢心地に酔わせてくれるこの夢の中に
私は生き続けたい
あの日はずっと
私の魂の中にあなたの命を感じ
甘美な炎が
宝物のように輝いていた
若さがもたらすあの酔い心地が
たった一日しか続かないなんて
泣かずにはいられない
時間が迫り
愛の前に気持ちが屈し
幸福は去り二度ともどらない
うんざりする冬から離れ
どうか私を夢の世界に浸らせておいて
花びらがむしられる前に
薔薇の香りを味わいたいの
甘美な炎よ
甘くとろける宝物のように
私の魂の中で燃え続けなさい
これからいつまでも
宝物のように
これからいつまでも
あたしのロメオは…
いつになったら
現れるのかしら!?
(現れないっちゅうのっ!!)