男と女の間 [■音高 / 音大]
Gloomy Sunday / [ a r e z ]
はじめて聴いて、
嫌な歌だと思った。
野坂昭如さんが
歌っていたからかもしれない。
陰気な声だった。
(久世光彦エッセイより)
* * * * * *
「黒の舟唄」は
元はヴァージン・レコード
から3000枚限定でプレスされた
自主制作盤『鬱と躁』の収録曲で
日本コロムビアからシングル
として発売された。
聴いていて胸騒ぎがするような
野坂の歌い方には
どこか怪しさがつきまとい、
聞き手の不安感を募らせた。
Image from page 224 of "Wally
Wanderoon and his story-telling machine"
(1903) / Internet Archive Book Images
野坂昭如「黒の舟唄」(1974年ライヴ)
あたしの通った音大付属高校では
国語の教師がお茶大卒の
若い女性だったの~
でね…彼女が野坂昭如大好きで
「野坂さま」とか言ったりする~
白塗りの濃い化粧…
悪趣味な服のセンス
なんか…
そのきゃぴきゃぴした感じとか
女女した感じが
思春期のあたしには
とても許せなくて…
Hopeful view /
PHOTOGRAPHY Toporowski
でも…
おかげで野坂昭如の魅力に
触れることが出来た気がするわ~
本もいろいろ読んだけど
そこはやっぱり
レコード屋だからね…!?
. / *Kiana*
1971年にコロンビアレコードから
「マリリンモンロー・ノーリターン」が
発売されたの
そのB面が「黒の舟歌」だったわ
マリリンモンロー ノーリターン
(Wikipediaより)
野坂 昭如(のさか あきゆき、1930年(昭和5年)10月
10日 - 2015年(平成27年)12月9日)は、日本の作家、
歌手、作詞家、タレント、政治家。
放送作家としての別名は阿木 由起夫(あき ゆきお)、シ
ャンソン歌手としての別名はクロード 野坂(クロード の
さか)、落語家としての高座名は立川 天皇(たて のさか)
かわ てんのう)、漫才師としての野末陳平とのコンビ名は
ワセダ中退・落第(わせだちゅうたい・らくだい)。
(tamanossimoも「戻るひと」で書いています♪)
ここで歌詞もご紹介しておくわ~
『黒の舟歌』
作詞:能吉利人、作曲:桜井 順、唄:野坂昭如 ほか
男と女のあいだには ふかくて暗い河がある
誰も渡れぬ河なれどエンヤコラ今夜も舟を出す
※ROW & ROW ROW & ROW
ふりかえるな ROW ROW
おまえが十七おれ十九 忘れもしないこの河に
ふたりの星のひとかけら流して泣いた夜もある
(※繰り返す)
On A Dark Trail / bogenfreund
あれからいくとせ漕ぎつづけ
大波小波ゆれゆられ
極楽見えたこともある
地獄が見えたこともある
(※繰り返す)
たとえば男はあほう鳥
たとえば女は忘れ貝
まっかな潮が満ちるとき
失くしたものを想いだす
(※繰り返す)
Forgotten / susivinh
お前とおれとのあいだには
ふかくて暗い河がある
それでもやっぱり逢いたくて
エンヤコラ今夜も舟を出す
(※繰り返す)
ROW & ROW ROW & ROW
ふりかえるな ROW ROW
ROW & ROW ROW & ROW
ふりかえるな ROW ROW
Stairway to Heathens - HDR /
freestock.ca ♡ dare to share beauty
ふぅ……
男と女の間には…。
It's a gloomy morning in the #031 / Marc Forrest
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長谷川きよし 黒の舟唄